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INHERITANCE / LIFE PLANNING / AKIYA PREVENTION

空き家になる前から、家のことを話そう。

高齢者が原因なのではありません。本人の死亡や施設入居、相続をきっかけに、住む人と管理する人がいなくなる構造があります。だからこそ、本人の意思を中心に、元気なうちから家の未来を話せる場所をつくります。

WHY NOW

家をどうするかは、相続後だけの問題ではない。

空き家の約6割は相続で取得され、相続した空き家の約6割は所有者の死亡をきっかけに空き家になっています。相続前の対策がなかった場合は、空き家のまま何もしない割合も高くなります。早い家族対話は、売却を急ぐためではなく、本人と家族の選択肢を残すためです。

THREE STAGES

家が空く前・空いたとき・相続後。

その時点で必要なことだけを、一つずつ確認します。
  1. 01元気なうち

    本人の希望を、家族の共通理解にする

    住み続けたいか、将来どうしたいか、家と土地の名義、鍵・書類・連絡先、管理費用を話します。結論を急がず、本人の意思を中心に記録します。

  2. 02入院・施設入居・長期不在

    家が空く前に、管理を切らさない

    郵便、通風、庭木、雨漏り、火災保険、電気・水道、近隣連絡を誰が確認するか決めます。家族というだけで契約できるとは限らないため、権限や制度は専門家へ確認します。

  3. 03相続が発生したあと

    保全、名義、期限、方針の順に整理する

    まず家と書類を守り、相続人と登記を確認します。相続登記は取得を知った日から3年以内が原則。売る・貸す・残す・解体する判断は、費用と地域需要も並べて考えます。

FAMILY MEETING / 7 QUESTIONS

まず、家族で話す7項目。

全部を一度に決める必要はありません。本人が話せるうちに、分かること・分からないこと・誰に確認するかを残します。

  1. 01住まいこの家に今後も住みたい人はいる?
  2. 02本人の希望売る・貸す・残す・活かすについて、本人はどう考えている?
  3. 03名義土地と建物の名義、共有者、抵当権を確認できる?
  4. 04管理長期不在になったら、誰がどの頻度で見に行く?
  5. 05保管権利証、固定資産税、保険、鍵などはどこにある?
  6. 06お金税金、保険、修繕、庭木などの費用を誰が負担する?
  7. 07相談先家族だけで決められないとき、最初に誰へ相談する?

FAMILY CONVERSATION / FIRST 15 MINUTES

最初の15分は、結論より本人の言葉を聞く。

七つの項目を質問票のように一度で埋める必要はありません。まず「この家でこれからも続けたい暮らしはある?」と一つ聞きます。本人の希望と、家族が心配している管理のことを別々に書くと、話が売却だけに飛びにくくなります。

古い家の居間の座卓に、無記名のノートと筆記具、湯のみを置いた編集用の生成写真
話したいことを一つに絞り、本人の答えをそのまま書き留めるための場面。画像:akiya.net編集部

会話を始めるときの三つの順番

  1. 今日の目的を一つだけ伝える

    「今日は家を売るか決めたい」ではなく、「長く留守にするとき、どこを誰に見てほしいか聞きたい」など、話す範囲を狭くします。本人が話したくない項目は、その場で保留にします。

  2. 本人の答えを言い換えずに残す

    「まだ決められない」「この部屋はそのままにしたい」も答えです。家族の意見と混ぜず、話した日、同席した人、次に確認したいことを別に書きます。

  3. 管理の実務を最後に一つ決める

    次の訪問日、郵便の確認、連絡を受ける人など、今の暮らしを守るために必要な一件に絞ります。鍵や契約の扱いは、本人の同意と必要な権限を確認してから進めます。

会話を録音・撮影したり、ノートを家族以外に共有したりする前には、本人に目的と共有先を確かめてください。記録は本人の意思を置き換えるものではありません。

話した内容を一枚メモに残す →

LIFE PLANNING / FIRST NOTE

終活の最初に、家のことを一枚に。

家を売るか残すかを今日決める必要はありません。本人が話せるうちに、希望と、長期不在になったとき家を守るための情報を分けて記録します。分からない欄は推測で埋めず、確認する人と日付を添えます。

古い家の食卓に鍵、無記名のノート、封筒、書類袋を置いた生成写真
まず鍵と書類の所在を確かめ、話し合ったことを日付付きで残します。画像:akiya.net編集部

一枚のメモに書く三つのこと

  1. 家と書類

    土地・建物の所在地、登記資料や固定資産税の通知書の保管場所、まだ確認できていない資料を書く。通知書の宛名だけで名義を決めず、確認先も残します。

  2. 鍵と管理

    鍵を持つ人と返却先、郵便・庭木・雨漏りを見に行く人、次の確認日を書く。入院や施設入居などで家が空いたとき、誰に連絡するかも一緒に決めます。

  3. 本人の希望

    住み続けたいか、家財をどう残したいか、将来の売却・賃貸・保留について話したことを書く。「まだ決めていない」という答えもそのまま残し、話した日と次に聞く人を添えます。

メモは家族の対話と管理の引継ぎ用です。名義や契約の判断は、登記資料と必要な専門家の確認を別に進めます。鍵の置き場所や個人情報を含む原本は、共有範囲を決めて保管してください。

NEXT GUIDE

状況に合わせて、次を読む。

最初の確認順相続した空き家で最初に確認すること→制度と期限相続登記・住所変更登記を確認する→方針を比べる売る・貸す・残すを並べて考える→維持費を知る持ち続ける年間費用を整理する→

LEGAL DEADLINES

期限は、公的情報で確認する。

2024.04.01–

相続登記が義務化

不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内が原則です。相続人申告登記の案内や、2026年2月開始の所有不動産記録証明制度もあります。

法務省の案内 ↗
2026.04.01–

住所・氏名の変更登記も義務化

不動産の所有者は、住所や氏名の変更日から2年以内に変更登記をすることが原則です。

法務省の案内 ↗

LOCAL CARE NETWORK

一社で抱えず、地域で支える。

相続・終活・空き家は、不動産だけで解けません。資格と役割を明示し、本人の同意を確認したうえで、必要な人へつなぐ地域連携をつくります。

akiya.netとの業務提携を見る →

QUALIFICATIONS / 役割を知る

相談先の資格を、認定団体で確認する。

資格名だけで相談先を決めず、対応範囲と必要な専門家への連携を確認しましょう。以下は認定団体による資格案内です。akiya.netや運営会社の保有資格を示すものではありません。