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統計・全体像最終確認 2026年10月15日
全国所有者・相続投資・事業地域・自治体不動産・専門家

2023年調査:全国の空き家900万2千戸、空き家率13.8%

2023年10月1日時点の全国推定値。空き家900万2千戸は賃貸用・売却用・二次的住宅などを含み、空き家率13.8%の分母は総住宅数6504万7千戸です。種類別の内訳と地域での読み方を確かめます。

#統計#900万戸#住宅ストック

WHY IT MATTERS

大きな数字の先にある、一軒ごとの暮らし

900万2千戸を、今すぐ使える家や売り出し中の物件数と読み替えることはできません。2023年時点の種類別内訳を見て、地域や個別物件は別の資料で確かめます。

READ THE FIGURES

「900万2千戸」は、どんな空き家の合計か

総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査は、時点の住宅の状態を推定したものです。全国の空き家900万2千戸を総住宅数6504万7千戸で割った13.8%が「空き家率」。2026年現在の募集物件数ではありません。

2023年全国の空き家の内訳 空き家全体900万2千戸に占める割合
  • 賃貸用443万6千戸 (49.3%)

    賃貸のために空いている住宅

  • 賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家385万6千戸 (42.8%)

    長期不在や取壊し予定などを含む区分

  • 二次的住宅38万4千戸 (4.3%)

    別荘や、たまに寝泊まりする住宅

  • 売却用32万6千戸 (3.6%)

    売却のために空いている住宅

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」確報、表2-1。構成比は同表の空き家総数を分母とする公表値です。表章単位未満の四捨五入により、内訳の合計が総数と一致しない場合があります。

増加した数字から読めること、読めないこと

2018年の空き家848万9千戸から、2023年は51万3千戸増えました。このうち「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」は348万7千戸から385万6千戸へ36万9千戸増加。全国でどの種類の空き家が増えたかは読み取れますが、個々の家の利用可否は分かりません。

「売却用」の32万6千戸も、今日の物件サイトの掲載件数ではありません。統計上の分類と今の募集状態、所有者の意向、建物の状態は分けて確認します。

同じ2023年調査の速報と確報を、増減と取り違えない

総務省統計局は2024年4月に速報集計、同年9月に確報集計を公表しました。速報の空き家数は899万5千戸、確報は900万2千戸です。どちらも基準日は2023年10月1日で、別の年の空き家数を並べたものではありません。

近隣の屋根が窓から見える古い和室と空の棚を写した説明用生成写真
統計の数字から一軒の家を考えるための説明用AI生成画像です。調査対象住宅、現在募集中の物件や実際の空き家の記録ではありません。画像:akiya.net生成制作。

確報は建物の調査票に加えて世帯の調査票を集計し、より詳しい整合性確認をしたため、速報と数値が違う場合があると説明されています。検索で二つの数字に出会ったら、公表日・速報か確報か・調査の基準日を確認します。2018年からの変化を述べるときは、同じ確報の2018年値と2023年値を使います。

統計は個々の家の売却可否や安全性を調べる物件台帳ではありません。手元の家については所在地、所有者の意向、現地で安全に確認できた状態を、統計とは別の欄に記録します。

全国・地域・いまの募集を、三つの資料で分けて見る

数字を比較するときは、出典だけでなく「いつ・どの地域・何を数えたか」を一行ずつ書きます。全国値をそのまま地元の空き家数と呼んだり、いま掲載されている物件数を2023年調査の「売却用」と比べて増減を判断したりしないためです。

住宅街の古い日本の戸建て住宅を道路側から見た説明用生成写真
地域の家を考えるための説明用AI生成画像です。2023年住宅・土地統計調査で調べた住宅、統計上の空き家、現在募集中の物件の実例ではありません。画像:akiya.net生成制作。
  1. 全国の基準を確かめる総務省統計局の確報・表2-1で、2023年10月1日時点の全国推定値、空き家の種類、空き家率の分母を控えます。住宅として数えない「廃屋」があるなど、調査の用語も確認します。
  2. 地域は同じ調査の表から探す調査結果の地域別表で都道府県・市区町村の対象範囲と年次を確認します。公表されていない地域や区分は全国の割合で埋めず、「地域値は未確認」と残します。
  3. 募集物件は閲覧日を添えて別に見る物件サイトや自治体の空き家バンクでは、所在地、掲載・更新日、募集状態を一件ずつ確認します。統計の推定戸数と掲載件数は集め方も時点も異なるため、足し引きや割合の計算に使いません。

手元のメモは「資料名/対象地域/基準日または閲覧日/定義・募集状態/未確認」の五つの欄に分けると、数字を出した目的まで後からたどれます。現地の家を判断するときは、統計に加えて所有者の意向や建物の状態を別に確認してください。

SOURCE & UPDATE HISTORY

発表から、いままで。

発表、公表、施行、受付開始、編集部の再確認は意味が異なります。判断時点を取り違えないよう、確認できた履歴を残します。

  1. 調査時点

    令和5年住宅・土地統計調査が住宅の状態を捉えた基準日です。

  2. 公表日

    総務省統計局が2023年住宅・土地統計調査の確報を公表しました。

  3. akiya.net掲載

    一次情報をもとに、要点と次の行動を整理して掲載しました。

  4. 確報の図表を再確認

    全国値の分母、空き家の種類別内訳と2018年からの増減を、総務省統計局の表2-1で再確認しました。

  5. 全国・地域・募集の照合手順を追加

    総務省統計局の確報と地域別結果の案内を確認し、調査の基準日と地域の表章範囲、現在の募集情報を分けて記録する手順と説明用生成写真を追加しました。

  6. 速報と確報の読み分けを追加

    総務省統計局の確報集計参考2を再確認し、同じ2023年調査の速報・確報を時系列の増減と取り違えない説明と、説明用生成写真を追加しました。

  7. 編集部確認

    総務省統計局の公式ページと掲載内容を再確認しました。

YOUR NEXT MOVE

次にすること

全国値を所在地の値に置き換えず、同じ調査の地域別値と空き家の種類を確認する千葉県の2023年調査値を見る →

PRIMARY SOURCE

必ず一次情報も確認する

制度の対象、期限、適用条件は個別の状況で変わることがあります。akiya.netの要約だけで判断せず、発表元の最新情報をご確認ください。

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