AKIYA.NETニュース・制度・地域事例・物件市場を一つにつなぐ
日本語
日本語English繁體中文(台灣)
相続・登記最終確認 2026年10月14日
全国所有者・相続不動産・専門家

相続登記の期限、最短で2027年3月31日

2024年4月より前の相続でも、未登記なら原則として2027年3月31日までに対応が必要です。法務省が2026年版の案内を公開しています。

#相続登記#2027年期限#名義
福島県会津若松市に保存されている茅葺きの武家住宅
受け継いだ家と土地の名義を、次の世代へつなぐ写真:Fg2 / Wikimedia Commons ↗Public domain

WHY IT MATTERS

話し合いが続いている間、登記はどうする?

遺産分割がまとまらない場合には、相続人申告登記という選択肢もあります。

AKIYA.NET EXPLAINER

まず「いつ知ったか」と「どの不動産か」を分ける

相続登記の申請義務は2024年4月1日に始まりました。相続によって不動産を取得したことを知った日から、原則3年以内に申請します。施行前の相続で、施行時に取得を知っていた未登記の不動産は、原則2027年3月31日が期限です。「古い相続だから対象外」と考えず、死亡日、相続を知った日、家や土地の名義を確認します。いつ取得を知ったかなど個別の事情がある場合は、期限を法務局に確認してください。

固定資産税の通知に家が載っていても、その情報だけで登記名義は決まりません。手元の通知書や権利証、登記事項証明書を別々に見て、建物と土地それぞれの所在地、地番・家屋番号、登記上の名義人を一覧にします。同じ住所でも敷地が複数筆に分かれることがあります。調べられていない土地は推測で記入せず、未確認として残します。

書類は「物件」「亡くなった人」「相続人」に分ける

古い和室の箪笥に書類袋が残る様子を描いた説明用の生成画像
対象物件と相続関係の資料を、出所を分けて整理するための説明用AI生成画像。実際の相続書類、相談者の家、登記手続の実例ではありません。画像:akiya.net生成制作。

相談前には、対象の登記事項証明書、亡くなった人と相続人の関係が分かる戸籍関係の資料、遺言書や遺産分割の話し合いの状況を、種類ごとに分けて置きます。古い住所の記載や複数回の相続があるときは、そのまま窓口に伝えてください。必要な戸籍の範囲や添付書類は、法定相続、遺言、遺産分割など申請の形で異なるため、申請先の法務局の案内で確認します。

書類を集める順番は、まず登記上の名義と対象物件を確認し、次に誰の相続が何回あったかを書き出し、最後に不足する戸籍や合意書を洗い出すと整理しやすくなります。これは相談準備の提案で、法務省の必須様式ではありません。家族へ資料を送る際は、氏名や住所を含む書類の共有先と用途を確認します。

遺産分割が決まらないときの申告登記

法務省は、期限内に相続登記をすることが難しい人に「相続人申告登記」を案内しています。自分が登記上の所有者の相続人であることを、必要な戸籍の証明書などを添えて、不動産を管轄する法務局に申し出る手続きです。申出をした人について申請義務を履行したものと扱われますが、誰がその不動産を取得したかを確定する相続登記ではありません。

遺産分割が後で成立した場合には、その結果に基づく相続登記を別に検討する必要があります。申告登記を済ませたことだけで売却のための名義変更が終わったと考えないでください。話し合いが止まっているなら、期限、今できる申出、後で必要になる登記を分けて法務局や司法書士へ質問します。

申告登記をした後の資料を、次の名義確認へ渡す

古い日本の和室の机に白い封筒と家の鍵を置いた説明用生成写真
手続きの控えと現在の名義を分けて確認するための説明用AI生成写真です。実際の相続書類、相談者の家、登記完了の証拠ではありません。画像:akiya.net生成制作。

相続人申告登記を申し出たら、申出日、対象の土地・建物、申出人、法務局から受け取った案内を手元で整理します。申出をした記録と、現在の登記上の名義は別々に確認してください。家族で話し合いが進んだときは、どの不動産を誰が取得することになったかを物件ごとに書き、必要な相続登記を管轄法務局や司法書士に確認します。

家を売る話が先に進んだ場合も、申告登記の控えだけで売却の名義手続が完了したとは扱わず、現在の登記記録と手続予定を依頼先へ伝えます。相談時の資料を家族へ送るときは、戸籍や住所が含まれるため、共有先と用途を先に確かめます。

問い合わせ前の一枚メモ

メモには「物件の所在地・地番」「登記上の名義」「亡くなった日と取得を知った時期」「相続人の確認状況」「遺言・遺産分割の状況」「期限についての質問」を並べます。分からない欄は空欄を隠さず、未確認と書いておきます。例えば家だけ登記を見たなら、土地は未確認と記します。これは記入例で、実際の相談事例ではありません。

相談時には、相続登記と相続人申告登記のどちらを先に検討するか、必要書類と申請先、不足資料の集め方、遺産分割後に残る手続きを確認します。回答日と担当窓口、参照した公式資料を残し、個別の期限をこの記事の見出しだけで決めないようにしてください。

制度と必要書類の確認:法務省の相続登記義務化案内/相続人申告登記の説明/申出手続の案内。自分の期限と必要書類は不動産所在地を管轄する法務局に確認してください。

SOURCE & UPDATE HISTORY

発表から、いままで。

発表、公表、施行、受付開始、編集部の再確認は意味が異なります。判断時点を取り違えないよう、確認できた履歴を残します。

  1. 案内更新

    法務省の2026年版案内をもとに、経過措置の期限を確認しました。

  2. akiya.net掲載

    一次情報をもとに、要点と次の行動を整理して掲載しました。

  3. 期限と申告登記の確認手順を追加

    法務省・法務局の案内を照合し、相続を知った日、登記対象の家と土地、遺産分割前後の手続きを整理しました。説明用生成写真を本文に追加しました。

  4. 編集部確認

    法務省の公式ページと掲載内容を再確認しました。

  5. 申告登記後の確認と資料の受渡しを追記

    相続人申告登記と名義変更を分けて確認する手順と説明用生成写真を追加しました。

YOUR NEXT MOVE

次にすること

登記事項証明書と相続関係を確認し、期限を個別に整理する相続登記の制度を確認 →

PRIMARY SOURCE

必ず一次情報も確認する

制度の対象、期限、適用条件は個別の状況で変わることがあります。akiya.netの要約だけで判断せず、発表元の最新情報をご確認ください。

法務省の公式情報を開く ↗